精巧|SEIKO カットソーメーカー 縫製工場

進化し続ける老舗カットソーメーカー「精巧」

精巧株式会社について

古くからモノ作りの町として知られている東京都墨田区。今なお、昔からの伝統の技を継承し国内の良質なモノを世に送り出しています。そんな歴史ある町で、カットソーを中心とした老舗メーカー「精巧株式会社」は誕生しました。

LEFRI 縫製

昭和25年創業の精巧株式会社。戦後間もない時代の中、創業者の近江誠司氏は、妻である近江幸子の実家がメリヤスを営んでいたことをきっかけに精巧株式会社の前身となる縫製工場を立ち上げました。

当時は“モモヒキ“いわゆる肌着の製作をしていましたが、次第に外着の需要の高まりとともにいち早く外着へ移行し現在では多くの国内外の有名ブランドを手掛けています。


カットソーメーカーでは初のTSSを導入

同社の特徴の一つとして、カットソーメーカーでは初のトヨタソーイングシステム(以下TSS)を導入していることです。「必要なものを、必要なときに、必要な分だけ」無駄のないモノづくりを実現しています。

精巧 縫製工場

通常は、1人のワーカーが1つの作業を行う単能工で、縫って置く、という作業を繰り返す為、非常に無駄が多い作業方法となります。

TSSは、一人のワーカーが複数の作業工程を担当する多能工になります。1枚流しで、商品を作成する為ラインの最後は、製品になります。これにより問題があれば、すぐに発見できるようになりますし、作業工程で発生するロスや無駄を大幅に削除することができます。

TSSを導入したきっかけは、現代表の近江誠氏が生地屋で経験した、在庫過多による倒産でした。それから在庫を減らし、在庫を抱えない生産方法がないか考えた末、TSSを業界初導入しました。

新たな取り組みを積極的に導入することによって、大ロット生産から多品種、小ロット生産が可能になり短サイクルでの生産を可能とし、多くの無駄をなくすことから企業としての財務体制はもちろん、生産性の向上が飛躍していきました。


“モノづくり”への思い

創業者の近江誠司氏は化学者であったこともあり、開発・研究などを得意としており、創業当時からのこだわりである良質な「品質」を提供することに様々な努力がなされてきました。

縫製仕上げ

社内には常に商品の改善を目的とした「ものづくりプロジェクト」があり、例えばポロシャツ。数年前には、パタンナーが仕様の違う3枚を作り、日々ローテションで着用してどの仕様が一番良いのかを自ら検証していました。その結果をファクトリーブランドのポロシャツに反映させ、より着心地の優れた商品づくりを日々研究し続けています。


未来の取り組み

現代における製造業はローコストによる大量生産が主流でありますが、国内の強み(高品質、日本人ならではの仕事に対する姿勢、細やかな対応、納期管理)を活かし、国内製造に対してより厚みのある付加価値を加えていくことが大切です。

精巧ではTSSをはじめ、積極的に新たなシステムを取り入れる事に柔軟であり、昨今の社会問題である新型コロナウィルスにおける様々なマーケットにおけるダメージから新たな製造スキーム・生産の在り方にも着目しています。

LEFRI 3Dモデリング

今後はTSSを活用した市場連動生産に取り組みに加え、3Dモデリングと言ったテクノロジーを駆使し、これまで繰り返される実物サンプル制作のロスを軽減することで、環境へ配慮したモノづくりを展開していく予定です。

さらに、新たな取り組みとして3Dボディスキャナーを導入し、パーソナルオーダー体制を整えています。時代と共に常に新しいことに挑戦し、問題と向き合い前進していく姿勢は精巧にあります。